保護者の方へ
あなたのお子様が
「プロのミュージシャンになりたい!」
と言ったら。
音楽でプロを目指しても
お子様の将来をリスクに晒さない
キズナグローブのプログラム
学長、中尾京平が経験した音楽と海外について
私は高校時代、エレキギターに明け暮れました。楽しい時間はすぐに過ぎてゆくものです。気付いたら、受験シーズン真っ只中。母親に「大学行かずに、プロを目指して音楽学校に行きたい!」と話したら、案の定大反対されました。
「音楽で食べていけるわけないでしょ!」
それでも血気盛んな当時の私は、その大反対を押し切って、大阪の某音楽専門学校に入学しました。が、そこで将来の方向性が見出せず、すぐに辞めてしまいます。
その後まもなく、予備校に入れられた(なんとも感謝のない言い方ですが)のですが、これも1週間で行かなくなり、人生の道筋に迷った私は、夜な夜な遊び歩き始めます。
それでも、なぜか翌年には外国語大学に合格。家族や予備校の先生もビックリ。今思えば、好きな海外アーティストのように英語で歌詞を書きたくて、独学でせっせと英語を勉強していました。
さて時は過ぎ、大学も4年目。周りの学生は皆、希望の会社から資料を取り寄せ、就職活動を始めます。大学で英語と言語学を学んだ私は家族にこう切り出します。
「アメリカで音楽を本格的に学びたい!!」
懲りない私に、またもや母親がブチ切れ。
「少しは真っ当な道を歩けないの??💢」
「アメリカ?治安は?あそこ銃社会じゃないの??💢」
「第一うちにそんなお金はありません!💢」
それでも血気盛んな当時の私は、その大反対を押し切って、と言いたいところですが、今回は親も説得できず、本当にお金がない。働いてお金を貯めることもしたくなかったので、留学用の奨学金を得るために勉強を始めます。
そして2年後、ついに念願の奨学金ゲット!
運が良いにも程があります。
渡米はとても刺激的な経験でしたが、奨学金は1年分しかありません。このままでは勉強が続けられないと思った私は、一時帰国してバイトで学費を貯める決意をします。数ヶ月がっつり働いて、1学期分の学費が貯まるとアメリカに戻る。そんな生活を数年間続けました。
アメリカでは、社会人になっても学校に戻ることは稀ではありません。60歳で大学卒業なんて話もよく聞きました。
日本に比べると、アメリカの学びの門は大きく開かれています。挑戦できる機会も多くあります。私もそんな大らかな価値観を自然に受け入れるようになっていきました。
大学院に入ると、大学で教える仕事をもらえるようになり、生活も安定していきます。そして苦節10年、ついに音楽博士号を取得。しかし、ここでも私の探究心は止まりません。
「素晴らしいクラシック音楽を生んだヨーロッパに住んでみたい」
思い立ったら、やらずにはいられないのが私の性分。
そして辿り着いたのがスイス。フランス語圏の街、ローザンヌに10年ほど住み、今は日本とスイスを行き来する生活をしています。
保護者から見た音楽と海外
しかし、海外に行きっぱなしの我が息子を、両親が心配しているのはよく知っていました。
もしあなたが私のような子供を持つと、どんな事を考えるでしょうか。
まず、留学/海外生活について。
あなたの愛する我が子が遠く、しかも海外に住んでいたら、普段気にならない事まで心配になってしまいませんか。
- 危ない目に遭っていないか?
- トラブルに巻き込まれていないか?
- ちゃんと食べているのか?
- お金はあるのか?
- さびしくないか?
- 友達はできたのか?
など。
場所にもよりますが、アメリカ留学だと1年に数百万円の学費、プラス同じぐらいの生活費がかかります。この費用を捻出するご両親の苦労は、想像に難くありません。
私は幸運にも奨学金をもらうこともできましたが、それも狭き門であることに違いはありません。それに加えて、治安や食生活の問題も気になりますね。
それでも、留学は間違いなく素晴らしい経験です。もし費用やその他の懸念を克服ことができるのなら、私は留学を強くおすすめします。
次に音楽はどうでしょう?
もしあなたの大事なお子様が、「プロのミュージシャンになりたい」と言い出したら、どんな心配事ができるでしょうか?
- 仕事自体が少ない
- 収入が安定しない
- 潰しが効かない
- 競争率が激しい
- クラシック音楽の教育は特に時間とお金がかかる
音楽は我々に大きな喜びを与えてくれます。もし上に挙げたリスクを受け入れることができるのなら、私は音楽を深く追求する事をおすすめします。
しかし、もしあなたがこれらをリスクや心配事を全て受け入れることができないのなら、私はキズナグローブ・ミュージック・アカデミー(KGMA)をおすすめします!
KGMAは日本初の、海外進出に特化したプロミュージシャン養成オンラインスクールです。海外進出に特化しているので、数ヶ月の英語集中講座を受けた後、音楽の授業は全て英語で行われます。
講師もほぼ全て海外の現役ミュージシャンです。我々の目的は、音楽を通してグローバルな人材を育成することです。
私の知る限り、当校ほど充実した英語による音楽プログラムを提供する学校は国内にはありません。KGMAの学費はアメリカ留学の1/3以下です。上に挙げた他の懸念についても、オンラインスクールだと、ほぼ解決できるのでないでしょうか。
音楽市場についてはどうでしょう。インターネットの普及により、国境の壁が取り払われ、国外に住むことなくできる海外の仕事が劇的に増えました。
それは音楽業界も同じです。その上、音楽市場は確実に多様化しています。音楽データも世界中どこにでも瞬時に送る事ができます。今の時代、外国に住んで仕事をすることだけが、海外進出ではないのです。
そんな音楽市場ですが、日本の人口は現在約1億2000万人。しかし、英語を学んで世界80億の市場にアクセスできるとしたら、どうでしょう。その可能性は 約70倍 に膨れ上がります。
それでも、「音楽業界は厳しい」という考えを取り払うのは難しいかもしれません。我々が英語での教育にこだわる理由はここにもあるのです。英語を習得すると、情報量が格段に増えます。
人より多くの情報を持つということは、人より多くの可能性を持つということです。これが当校の狙いです。KGMAでの学びは、あなたのお子様が、将来音楽を仕事にしてもしなくても、大きな武器となります。つまり、「潰しが効く」のです。
では、英語が出来ないまま放置しておくと、この先どうなるでしょうか。
先述の通り、インターネットの発達で国境を超えることがとても簡単になりました。英語が話せると、これは大きなアドバンテージとなります。
逆に英語が出来ないと、巨大な世界市場があなたの敵となってしまいます。なぜなら、あなたは参入出来ないのに、向こうからは日本に自由に参入できるからです。
最近では、インバウンドの拡大で、日本で仕事をする上でも益々英語力が求められるようになっています。
AI翻訳の発達がめざましいのも確かです。しかし、英語でコミュニケーションをとれる人と、英語ができなくてAI翻訳のみでコミュニケーションをとる人を比べた時、私が採用担当者なら、間違いなく前者を採用します。
あなたならどうしますか。
なぜ英語で音楽を学ぶのが良いのか
さて、私はアメリカで音楽を専門に学びましたが、その理由だけで音楽と英語をおすすめしているわけではありません。近年の研究をいくつか紹介しながら、この2つについて深掘りしていきましょう。
1つ目に紹介するのは、音楽教育が他の教科に及ぼす影響を調査したカナダ、ブリティッシュコロンビア大学の研究です。
対象となったのは、公立高校に通う学生約11万3000人。音楽を履修した学生13.7%と、音楽を選択しなかった学生86.3%に分けて、数学、理科、英語 (国語)の試験結果を比較しました。
すると、音楽で高成績を収めたか、音楽を長くやっていた学生は、すべての科目で試験の成績が高くなりました。特に、長い間楽器の演奏を習った学生たちは、平均的に3科目の学力が同級生たちよりも約1学年も進んでいたそうです。
音楽教育は、語学学習にも良い影響を与えるようです。メルボルン大学のゲイリー・ マクファーソン教授によると、音楽教育は、語学を学ぶ上で次のような恩恵をもたらすそうです。
- 目にした単語や短い言葉を覚える
- 例外的なスペルの単語を正しく発音する
- 文法の正誤判断をする
- 複雑で長い文章を理解し、記憶する
効果があるのは、聞き取りだけではないのですね。
逆に、語学学習が音楽に与える影響も注目されています。以下、フィンランドのヘルシンキ大学と中国北京師範大学の共同研究 です。
8~11歳の中国の中国語を母語とする児童119名を2グループに分け、一方は外国語学習(英語)、もう一方には音楽学習の授業をそれぞれ週2回受け続けてもらい、1年後に音楽能力のテスト(聴覚に関するテスト)を行いました。
すると、音程やピッチのズレ等を聞き分ける神経聴覚処理能力(音楽能力)は、音楽の授業を受けたグループより、外国語の授業を受けたグループの方が、点数が高いという結果になりました。
ここからわかることは、音楽と外国語学習において、
この音楽と語学の親和性は、子供だけでなく、大人にも効果がある事がわかっています。
我々キズナグローブ・ミュージック・アカデミーが、なぜ英語でのプログラムにこだわるのか、おわかり頂けたでしょうか。英語と音楽を同時に学ぶことは、それほど効率がいいのです。
最後に
普通のミュージックスクールで、音楽だけを追求するのは、かなりのリスクが伴います。しかし、KGMAが提供するのは、逆に将来の可能性が大きく広がる「リスク回避型」のプログラムなのです。
これら全てを理解した上で、あなたが夢を追うお子様の応援するのは、素晴らしい事ではありませんか。
KGMAは、私自身の20年の海外経験、そして当校の講師陣が海外で培ったメソッドが凝縮された唯一無二の学びの場です。キズナグローブ・ミュージック・アカデミーは、あなたのお子様を「世界の即戦力」として羽ばたかせるのです。
【参考資料】
Gary E. McPherson, The Child As Musician: A Handbook of Musical Development (2015), Oxford University Press.
https://psycnet.apa.org/fulltext/2019-34936-001.html
Little Music Training Goes A Long Way
The Interplay between Musical and Linguistic Aptitudes: A Review
The relationship between music and language
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